西光寺山。
お寺という名前がついていますが、標高713mもある大きな山です。
その名前の通り、この山には立派なお寺が建っていたそうです。
しかし源平時代からの戦いによって度々焼き払われてしまいました。
今はもう寺院は建っていませんが、祠や修験道の跡を見ると信仰の山ということが感じられます。
また西光寺山には「金の鶏(とり)伝説」という言い伝えがあります。
昔々、西光寺山の山頂にお坊さんが暮らしていました。
小さな庵に住んでいたお坊さんですが、その中にとても立派な木箱がありました。
ある日、村人がその木箱には何が入っているのか尋ねたそうです。
するとお坊さんは「村に災難が訪れた時に救ってくれるものが入っている」と答えたそうです。
そして「今はまだ中を見てはいけない」と言うのです。
しかし中身が気になる村人は、お坊さんがいない間に箱の中を覗いてしまいます。
するとそこには金の鶏がいるではありませんか。
その事に気づいたお坊さんは金の鶏を残して旅立ってしまいます。
それからこの山は「金鶏山西光寺」と呼ばれるようになりました。
今でも西光寺山の別名を「金鶏山」というそうです。
・・ちょっと話の流れがよく分からないところもあるのですが、歴史の深い山だということが分かります。
今回も歴史を感じ「金の鶏伝説」を探して登って行きたいと思います。
西光寺山はどのような登山道、景色、雰囲気を楽しませてくれるでしょうか。