逮捕者90人、被害額9億5000万円にのぼるSNS投資詐欺事件。今回、詐欺グループが持ちかけた投資話で使われた「バイナリーオプション」とは為替レートなどを使うもので、一定期間のうちに定めたレートを上回るか下回るかを予測する金融取引です。
予測が当たった場合配当を受けるのですが、選択肢は「上回る」か「下回る」かの2つなので、その確率は理論上50パーセント。なんですが、島内容疑者らの詐欺グループはこの確率を上げる商品があると勧誘して金をだまし取ったとみられます。
被害者は詐欺グループが使うSNSアカウントからメッセージを受け取ったんですが、そのアカウントにはブランド品の写真やバイナリーオプションで利益を出しているという投稿など上がっていて、被害者が興味を持ったということです。
配当を受ける確率を高める商品を次々に被害者が購入。取引に使う口座開設も詐欺グループ側から【実際に存在している金融取引サイト】を案内されて行ったようです。正式な金融取引に使えるうその商品を案内するという点で疑念を薄れさせような手口になっていました。
SNSという若者を中心に生活に根付いているところからも詐欺が存在していることを改めて認識しなくてはなりません。
また、この詐欺グループは仲間集めに闇サイトで募集をかけたりはせず、知人などに口コミでメンバーを集めてグループを作っていったと見られます。
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